ブログ2020/09/26
コロナ禍のなかで、秋を迎えて思うこと…
みなさんお久しぶりです♪。先月梅雨が明けたばかりなのに、9月もそろそろ終わりにさしかかり、気が付いたらもう秋真っ只中なんですね!
秋といえば、サンマやマツタケ、ぶどう狩りなどの秋ならではの味覚だったり、紅葉狩り、スポーツ、ジャズやクラッシック鑑賞、読書などが思い浮かぶのではないでしょうか?
なのに今年は異常気象に加えて、新型コロナウイルスの影響で、さまざまなイベントまでもが中止になり、お盆や夏休みなどの連休でも会いたい人にも会えず...、季節感の無い感じがなんとなーく調子を狂わせているような今日この頃に思います。。(>_<)。。みなさんはいかがお過ごしですか?
今回は、そんなコロナ禍だからこそ大切な、“人との関わり”や“コミュニケーション”に関連した、この夏~秋にかけての近況報告&プログラムのご紹介をしていきたいと思います\(^▽^)/。
近況報告 ◇◆中学校から学生さんが、大学から実習生さんとゼミ生さんが来ました◆◇
リカバリーセンターでは、8月初めに一日職業体験で中学の学生さんが、そして8月の終わりから9月までの間、2週間にわたり、精神保健福祉士を目指す学生さんが実習に来ました。また、WRAPでは、大学のゼミ生さんが、勉強のため見学に訪れることもあったりして、いろんな人との交流の機会になりました。
中学生の一日職業体験では、『利用者さんと交流しながら支援をするデイケアスタッフの立場』としてプログラムに参加したり、環境整備を一緒に行なったり、医師も参加するケース会議にも同席したり…。それだけでも体力勝負なのに、レポートを作って英語でプレゼンをするというミッションがあるんだとか!?レベルが高すぎて、もうビックリですw(+o+)w!
Q.精神保健福祉士を目指す実習生さんに感想を尋ねてみました。
「利用者さんからあいさつをされたり、話しかけてくれたのが嬉しかったです。印象に残ったのは『うさぎコーポレーション』。自分でテーマを考え、自分でプレゼンするという回が面白かったです。あとは『KIZKI(画像②)』も、みなさんの思いや考えが聞けてよかったです。ここに通所する利用者さんから、気持ちがラクになったり共感できる仲間や理解してくれるスタッフがいるという雰囲気が見れてよかったです。」(実習生Aさん)
「実習中は利用者さんの辛かった体験を聞くことが辛かった。でも『リカバリーワークブック(画像①)』では、個人が思う回復はそれぞれであることを理解できたし、利用者さん同士のコミュニケーションにもつながっていて。プログラムが個人に合わせた回復を目指しているところがよかったです。そして迷惑をかけることもたくさんあったのに、利用者のみなさんにたくさん話しかけて頂いて「来週から居ないのはさみしいです。」と言われたことが嬉しかったです。これからも頑張っていきたいです。」(実習生Bさん)
Q.実習担当スタッフから一言☆
「短い実習期間ではありましたが、現場での仕事を見たり、プログラムに実際参加してみて、多くの気づきと習得があったようです。あたたかく迎え入れて下さったメンバーさん達に感謝し、今後の2人の活躍に期待しています!」(桒原)
① ②
③ ④
⑤
中学校の学生さんが『リカバリーワークブック(画像①)』『運動プログラム(画像③)』に、4名の大学ゼミ生さんが『WRAP(画像④⑤)』に、実習生のみなさんは、全てのプログラム(画像①②)に、それぞれ利用者のみなさんと一緒に参加をしました。今年特有の“オンライン”では出来ない、貴重な体験となったのではないでしょうか(^w^)?おつかれさまでした!
プログラム紹介 ◆◇2つのミーティング・プログラム◇◆
~金曜日エンカウンターミーティングと、W.S.エンカウンターミーティング~
リカバリーセンターには、『エンカウンターミーティング』とよばれる同じ意味合いを持つ、2種類のプログラムがあります。
プログラムの冒頭では「エンカウンターって何?」を全員で確認します。ただの一般的なミーティング形式のプログラムと同じなのですが、リカバリーセンターでは、“出逢い”や“共有する”などの意味を持つ『エンカウンター』という言葉を大切にしています。プログラムでは、『コミュニケーションとは?』をみんなで考えます。
4人以下の小さなグループ(画像⑧⑨)に分けて、お食事会やお茶会、クラス会や飲み会など、日常で人が集まってお話をするイメージを浮かべてもらいます。お店で言うところの“メニュー”にあたるのが、“テーマカード”で、スタッフは“幹事さん”に置き換えてもらっています。“幹事”なので、メンバーと一緒にドリンク(参加のみなさん各自で持参してもらっています)を飲みながら、お話に混ざります。テーマの提供(メニューのオーダー)は、メンバーさんが主体となり挙げてくれます。グループ作りやテーマ出しの順番を、くじ引きで決めることもあるので、カードゲーム感覚で楽しく進める雰囲気があります。
この『金曜日エンカウンターミーティング』は、オープンミーティングとし、利用者さんならどなたでも参加することが出来ます。
一方『W.S.エンカウンターミーティング』は、当初、復職を目指している“ワーキングサポートグループ(W.S.)”のメンバーさん限定のクローズドグループとしてました。リカバリーセンターも開設から2年を超えると嬉しいことに、復職したOBメンバーの方が増えました。“復職しても、つながれる場所を!”との願いから、土曜日午後のクローズドプログラムとして続けてきています。最近では、OBのメンバーさんの参加のほうが多いことも度々ありますO(>▽<)O!
ちなみに、廊下に掲示している『W.S.エンカウンターミーティング』のポスター(画像⑦)は、『うさぎコーポレーション』で、そして、“メニュー”にあたる“テーマカード(画像⑩⑪)”は、『セルフワーク』の時間の中で、それぞれOBメンバーさんが休職中通所していた頃に作り、その後、リカバリーセンターにプレゼントして下さったものです☆。ありがたいですね~(;人;)。
病気のことはもちろん、いろんな悩み、生き辛さ、感情が動かされる出来事など、気持ちを解かってくれる場所を、日常の社会の中で見つけるのはなかなか難しいですが、リカバリーセンターの『エンカウンターミーティング』では、そんな思いを理解してくれるような、温かさを感じる場所なのではないかと思います。なので、時々、私もスタッフとしてではなく、ひとりの人間として語ることもあったりしますかね(^^ゝ。
「うれしいことも、つらいことも、誰か聴いてくれる、共感してくれる人がいたらなあ…」、と考えている方は、ぜひ『エンカウンターミーティング』に顔を出してみては?
このプログラムとの“出逢い”が、つながりや居場所となったり、あなたの背中を押す、または誰かの背中を押すステキな出来事に変わるかも?しれませんョ(^w-)☆
⑥ ⑦
⑧ ⑨
⑩ ⑪
朝晩、肌寒くなってきました。COVID-19だけじゃなく、風邪や体調・こころの変化に気をつけて、秋のひとときをお楽しみ下さい!そして、このコロナ禍をみなさんと一緒に乗り越えて、来年の春夏はそれぞれのステキな季節を楽しむことが出来ますように。
またお会いしましょう*\(^-^)/*。
髙木のり子
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